CLUB ZAGATO GIAPPONE

Greeting ご挨拶

CLUB ZAGATO GIAPPONE

当倶楽部の発足は2000年に遡ります。Coppa di koumiに参加するZAGATO Designのクルマ好きの仲間が中心となって発足しました。初代会長はZAGATO好きで有名な石井 彰比古氏でした。「意外と古くからあるんだなぁ...。」と感想をもたれる方も多いと思います。目立った活動をして来なかったので、そう感じられるのも無理はありません。
石井会長と私が知り合ったのも、私がCoppa di koumiに参加し始めて間もなくのことでした。石井会長はCLUB ZAGATO GiAPPONEのことを「"変な"クルマの会...。」とあえて呼んでいました。自虐的なものの言い方ですが、ZAGATO好きには多かれ少なかれ..."ゲテモノ"好きと言われてもおかしくない趣味嗜好があると思います。『他とは違うモノ』、『異形の存在』...好き嫌いがハッキリ別れるDesign...それがZAGATO Designです。変だけど異質な洗練されたものを感じます。他のCarrozzeriaには見られない灰汁の強さ...私はそれがたまらなく好きなのです。

石井会長が亡くなられたのは、5年前でした。何も活動らしい活動をして来なかった当倶楽部でしたが、それ以降はさらに火が消えたように、存在すら忘れさられかけておりました。2009年の石井会長の四周忌に当たる日...その日は土曜日ということもあって、集まった仲間はおよそ20人ほど。あらためて石井会長の人望を肌で感じました。「これだけのZAGATO好きが集まれば、CLUB ZAGATO GiAPPONEは復活するかもしれない。」と感じました。墓参りの後の酒宴ではCLUB ZAGATO GiAPPONE復活の話題で持ちきりになり、そこで、2代目会長には、酔った勢いもあり私が引き受ける事になりました。

その後、Coppa di Tokyo 2009でCLUB ZAGATO GiAPPONEは正式に旗揚され、今後は単独のミーティングも企画し、倶楽部を運営していくことを宣言いたしました。まず皮切りとして、11月14日に初の単独ミーティングを浜名湖で開催いたします。その後もいろいろな地域でイベントを開催していく予定です。

昨今、世界的に自動車産業は低迷を続けております。クルマにとって辛い時代だからこそ、クルマ好き達が結束して何かを世間に訴えるべきだと思っております。経済性やECOも大切なことですが、カーライフには夢が必要だと考えます。夢がないクルマはただの消耗品になりかねません。正真正銘のクルマ好きが集まれば、その熱いメッセージは必ず伝わると私は信じております。

ZAGATO Carsのオーナーの方々は勿論のこと...ZAGATOがお好きな皆さんも是非とも当倶楽部のミーティングにご参加下さい。"Z"エンブレムの旗印の元に集いましょう。そして、仲間になりましょう。オーナーではなくても、ZAGATOに興味がある方なら大歓迎です。当倶楽部は、ALFA ROMEO、Abarth、LANCIAなどのイタリア車が多く所属しておりますが、ZAGATO Carsは英国などの欧州車にも存在しています。さらには日本車にもZAGATO Designがありますから、車種は多国籍です。ひとつのメーカーを縦軸とすると、ZAGATOブランドは横軸です。ひとつのメーカーにこだわらず、ZAGATO Designなら全てを含む...いわば横の繋がりを大切にしたCar Clubは当倶楽部が国内初の試みでしょう。
一度、会長職を引き受けた以上、故・石井会長の意志を引き継ぎ、ZAGATO好きの結集に尽力したいと考えております。手前味噌かもしれないですが、現在倶楽部内のムードは大変良好です。和気あいあいとしております。関東だけで盛り上がる倶楽部ではなく、全国区の倶楽部を目指す所存です。単独ミーティングの開催だけでなく、横軸の倶楽部の利点を活かし、いろいろなクルマのイベントに倶楽部のZAGATO Carsが協力出来るような周囲との連携を心がけて行きたいと思います。

これからも、CLUB ZAGATO GiAPPONEをどうぞよろしくお願い申しあげます。

2010年8月吉日
CLUB ZAGATO GiAPPONE第二代会長
舘 英実(たち ひでみ)

CLUB ZAGATO GIAPPONE 2018

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